土地活用とは、一言でいえば「所有する遊休地などの低・未利用地を収益資産として有効活用すること」です。もちろん、収益率が下がった老朽アパートの建て替えも土地活用に分類されます。私たちの周りには、高層ビルや商業施設、賃貸住宅、病院、保育園などの様々な建物が存在しますが、これらを建築するにあたっては、土地を提供する地主様や、測量士、設計士、建設会社、金融機関などの多くの方々が関わり、そこに経済活動が創造されています。つまり、私たちの目にする建物の大部分は土地活用という社会的意義のある事業の賜物であると言えます。

「適切な土地活用」であるかを見極めるとき、多くの土地所有者様は自発的に土地所有の決断に至っているのではなく、建設会社やアパートメーカーの飛び込み営業や、テレアポ、または銀行や税理士の勧めで建築に至るケースなど、ほとんど誰かに勧められて、受け身のままに土地活用に踏み込んでいるのが現状です。また、各事業者は自社商品の販売を優先した土地活用の提案になってしまっているのが現状です。